オンラインゲームはゲームセンターと同じ扱いをされるのだろうか

韓国で16歳未満の夜間のXbox LIVEへのアクセスが禁止に

韓国の出来事ですが、他人事ではないように思えます。
法律で規制せずとも青少年（子供だけでなく成人も含む意味で使っています）が健全に生活できることが望ましいのですが、嗜好性の強いものは本人の意識だけではコントロールが難しいという面もあります。

韓国はオンライン事業を国が主導的に推進してきた経緯があり、世界的にみてもオンラインの世界は進んでいます。それがために、弊害も大きくオンラインゲームにのめり込み寝食を忘れて死亡したケースも少なくありません。

日本国内でも失職したり退学したりしている人がいるほか、最近は現実の通貨を過剰に使いすぎてしまい問題になるケースも増えています。

そろそろ風営法で現状よりも強い法的な規制がされてしまう段階に来ているのかも知れません。
下記リンクの記述、「射幸心をあおり」「経済的な破綻」を導くものが風営法による規制対象とされるなら、多くのオンラインゲームはこれに該当することでしょう。

●遊技場営業の規制の経緯

ゲームセンターが風営法の対象なのは現実の貨幣を使用することと、競争心を煽ったり、射幸心を煽る形で景品が手に入ること歴史的な経緯で犯罪の温床とみなされていることなどです。

十把一絡げにはできませんが現状のオンラインゲームによく似た構造をしています。
アイテム課金制度により競争心を更に煽り差別化を促し、さらにそれは確率入手などで射幸心を煽る構造が基本となっています。
そして実際に色々なところでトラブルが起きています。
国内でもそろそろ本格的に規制が始まってしまうのではないでしょうか。

オンラインゲームの醍醐味は人と人との競争や共生にあります。そして競争心は人の活動の原動力になり熱中する楽しさを与えてくれますが、加減を忘れてしまえば中にはそれで破滅してしまうひともいて当然です。
外圧によるコントロールがされる前に、各企業には自主的に改善する努力を希望しますし、ユーザとしても自身と身の回りの大事な人々が不幸にならないよう配慮できるようになれればと思ってなりません。


夢中になれることがあるのは素晴らしいことですが、常にそれ以外のことも見渡せるようにしておきたいものですね。